はりきゅう日和 

東京 代々木の鍼灸院 SO:UN+DO ひらち鍼灸院の日々雑録

vol.25 漢方鍼医会本部会 臨床家養成講座 10月例会

午前
第1席は「開業の準備と実際」小林浩二先生
 私も開業して早半年が過ぎました。
当院はベッド1台でひとりで細々とやっているので、いろんなことが必要最低限の仕様となっています(笑)。ですので他の先生が開業にあたりどんなご苦労をされたのか、お話を聞くことが出来て今後の参考になりました。
印象的だったのは、開業を1ヵ月後に控えた頃にみえた患者さんからいただいたというメールの話です。
普段は中国針の(刺激の強い)治療をしている腰痛の患者さんで、そこが休診日だったため、来院されたということ。しかし、症状が本人の期待するほどは取れなかったということ。
メールの最後には漢方鍼治療を受けられての手厳しい感想が綴られておりました。誠意を持って治療にあたられた小林先生だからこそ、患者さんも正直な気持ちを打ち明けてくださったのでしょう。
小林先生は謙虚にそのメールを「有難いことです」と受け止めておられましたが「私ならどうするか?そのメールをどう受け取るか?」を考えてしまいました。
   
第2席は「胸部疾患の治療」新井康弘先生
先月二木先生の回にやり残した五十肩から。そして帯状疱疹、肋間神経痛、圧迫骨折など。
胸部疾患は色々ありますが、その症状や問診の内容から狭心症心筋梗塞を鑑別する事がまず重要であるということ。帯状疱疹は肌肉の問題ととらえ、まずは脾虚を疑う。症状の出ている神経領域の胸骨点・側胸点・脊椎点に置鍼またはゴマ灸がよいとのことでした。

 
午後:用事のため早退しました。