はりきゅう日和 

東京 代々木の鍼灸院 SO:UN+DO ひらち鍼灸院の日々雑録

ウィリアム・フォーサイス、武道家・日野晃に出会う 日野晃 押切伸一 著

昨年12月、新宿のジュンク堂書店にて購入。この日はバレエのコンディショニング本を買いに行ったのですが(患者さんでかなり熱心にバレエをされている方がいらっしゃるので)、あらかじめアマゾンで調べて候補に上げていたものが店頭にはなくて「どうしようかな…」と考えていたところ目に飛び込んできたのがこの本。
「武道とダンス?」奇異な組み合わせのようですが、以前にダンサーの身体能力の高さは表現することだけにとどまらず実戦でも十分使えるものと聞いたことがあります。格闘家も「ダンサーとは戦うな」と恐れるそう。
本書は、世界屈指のコレオグラファー(振付家)であるウィリアム・フォーサイスが主宰するザ・フォーサイス・カンパニーで武道家・日野晃氏がおこなったワークショップ7日間の記録です。
世界最高レベルのダンサー達に「BUDOU(武道)」が、驚くほどの吸収力で受け入れられていきます。
「自在に身体操作をする」という意味ではダンスも武道も要求は一緒なのだということでしょう。
さて、ザ凡人のワタクシに本書が参考になるのか?という疑問もおありかと思いますが、これがなるんです!
日野氏が提唱する身体トレーニング法はシンプルで分かりやすく「これなら私でも出来そう。(やってみると)あっ感覚が分かる!」感じなんですよ。
実際に太極拳での胸を抜くということや、治療での姿勢作りに変化が出ております。
文字通り、「面白くって、ためになる」一冊でした(^_^)。


ウィリアム・フォーサイス、武道家・日野晃に出会う

ウィリアム・フォーサイス、武道家・日野晃に出会う