はりきゅう日和 

東京 代々木の鍼灸院 SO:UN+DO ひらち鍼灸院の日々雑録

 vol.46  大師流小児はり 初心者講習会

小児鍼といえば大師流。各流派や個人で、てい鍼を用いた独自の小児鍼を工夫してされている先生は多いと思うが、大師流の谷岡先生ほど多くの患者さんに触れている鍼灸師はいないだろう。大師流を知らずして小児鍼は語れず。そう思い、東京で初心者講習会が開かれるのを心待ちにしていた。そう思っていたのは私だけではないようで、知っている顔をちらほらお見かけした。

午前の座学から午後の谷岡先生の公開治療、実技まで、きめ細かな指導をしていただき、焼きの入った三稜鍼型の独特の鍼をどのように操るのか、また赤ちゃんとどのように接するのかを学ぶことができた。

最後には、講座で学んだことがどこまで理解し、出来ているかの実技チェックも行われた。
実技指導で教えていただいた「鍼頭叩き」は良をいただいたが、実際に肌に鍼を滑らせるリズムや圧力、距離が小児の年齢に合わせて適切な手技を選択できず(理解が不十分だった)そこはなんとか可であった。

教えられっぱなしではなく、こうして出来ているかチェックされるのは緊張感がある。
「鍼頭叩き」は1ヵ月やるように指導されたのに、私がやったのはたった3日。いかん。今日からやり直そう。