2008-05-14 最近読んだ本より 日々雑録 「『癒える力』竹内敏晴 著」より ・・・(中略)・・・癒えるとは、実は今まで闇に閉ざされていた広大な世界が開け、それに向かいあう新しい自分の非力さに愕然とすることだと言っていい。出発点であって到達点ではないのだ。 「癒し」という言葉のもつ柔らかな響きとは裏腹に、その内実は厳しいものだ。 私は「癒し」という言葉が安易に使われることを嘆いたり、また言葉そのものを嫌ったりするよりも、こうした本来の意味に触れていたい、目を逸らさないでいたいと思う。