はりきゅう日和 

東京 代々木の鍼灸院 SO:UN+DO ひらち鍼灸院の日々雑録

三節先生講座 『地球はともだち part2』

<雑感>
やっぱり、股関節の折りがなあ。
違うのだ。
Y巨匠に修正していただく。

三節先生は、技の手法について、きちっと細かく決めてしまわれない。
その指導は、ゆるやかで自由だ。
それは各人の体格・身体能力などが多様であるから。

お手本があって、それをいかにトレースするかという作業は、そこにはない*1
たったひとつの正解を追い求めるということはしない。

個々人が考え、感じる。
その上で、再構築していく。
その道筋を指南してくださる。

その発想は、技を習得しよう磨いていこうとする時、とっても大事なんだということにあらためて気づかされた。

今回の講座で教えていただいたことは、練習嫌いで怠け者の私にしては珍しく熱心に稽古した。
理由は、やればやるほど身体が変わっていくことが分かり、体感できたからだ。

やんなきゃ始まらないのです。
理屈じゃなく、それがぐっと身に沁みた講座でした。


※座学と違い身体技法系の講座は実際に体験しないと分からないし体験した者のみに伝えられる口伝も多く、オープンな場での安易な言語化は誤解を招くので慎まなければならない。なので、今後も身体技法系の講座でどんなことが行われたかについては記述しません。逆に座学系の講座で学んだこと、先生方の発言などは、よっぽど閉じられた空間でなされたもの以外は実名でばしばし記述していきたい。

*1:鍼灸関係の勉強会でよくある光景が指導してくださる先生によって言うことが違うじゃんって場面。学校には教科書が、流派には方針はあっても、技を伝えるのは人の身体、手である。統一したり、マニュアル化したりすること自体がそもそも無理があるのだ。