鍼灸医術の門 柳谷素霊 著
この本は、学生のときの鍼灸理論?(確かこんなタイトルの授業だったと記憶)の教科書でだったんですねー。サブテキストではなく、本当に授業で使用したのはこの本だけ。
活字は小さく読みづらいし、正直、内容も理解できないしで、試験のためにひたすら暗記したのでした。受持ちだった飛鳥井先生は「この本1冊あれば治療できる。ほかの本なんて要らん。とにかく、これだけ何度も読んで理解しなさい」と言っていたので、それを真に受けた私は、卒業後もこの本だけは手放さずに折りにふれ読み返しました。
すると、だんだんこの本のすごさが分かってきたのですよ。
他の本を読んだときに「あれ?この記述はどこかで見たことがあるな」と思うとこの本にはそのエッセンス的部分が、しっかり引用されていたり。逆にこの本を読み返すことで、これからどんな文献をあたれば良いかが示唆されていたり。
飛鳥井先生の「この本1冊あれば治療できる。」という言葉は嘘ではないと。
正直言って、まだ内容は理解し切れていないのですが、今後も少しずつ読み返していきたい本です。
- 作者: 柳谷素霊
- 出版社/メーカー: 鍬谷書店
- 発売日: 1985/11
- メディア: 単行本
- クリック: 16回
- この商品を含むブログ (1件) を見る