はりきゅう日和 

東京 代々木の鍼灸院 SO:UN+DO ひらち鍼灸院の日々雑録

vol.4「東京漢方鍼医会、5月例会」

午前:治験発表「急性腰痛の治験例」清水朝次先生。清水先生ご自身のギックリ腰をご自分で鍼をされた体験を発表された。
午後:難経講読。四難〜七難。実技 モデル患者:清水先生「腹部痛」、長谷川先生「腰痛」

実技では、高橋祐二先生のご指導を受けながら、清水先生の腹部痛の治療を担当した。脈はやや沈。左関上がやや浮・弦。左尺中が硬。右関上が細。腹部は主訴部位(左大巨付近)にざらつき、圧痛あり。全体に水の停滞あり。臍周囲に冷え。水分、陰交に陥下。擦診より腎虚証とし左復溜、左解谿へ衛気の手法。左腰部、左下腿、右臀部へ標治法。
高橋祐二先生のお言葉で、印象に残ったもの。「治療前の脈をしっかり覚えておくこと。どんな脈にしていきたいか方向性をイメージする事。治療後は治療前の脈状と比較し判断する事。」
腹診での異常所見の捉え方、取穴、刺鍼を細かく指導していただいた。
あー、精進!精進!