はりきゅう日和 

東京 代々木の鍼灸院 SO:UN+DO ひらち鍼灸院の日々雑録

vol.13&14「ツボエクササイズ、唯掌論」

8月3日に「長野仁先生考案 ツボエクササイズ〜唯掌論(ゆいしょうろん)を高める維踵論(ゆいしょうろん)(長野奇経理論)」を、本日は「唯掌論〜効かす手作り・身体作り〜」に出席しました。
どちらの講座も、鍼灸師として必要な身体づくり(手指づくり)のヒント&テクニック満載のボリューム満点でお腹いっぱい必至の内容でした。
「ツボエクササイズ」は受講後、頭もいっぱいいっぱいでしたが、身体が陰経ストレッチをたくさんやったせいか、だるーくなってしまい、一緒に参加した友人とお茶するのも辞退して直帰したのでした。
「唯掌論」は

どれだけ手指が動くかは鍼灸師として、当然自問し続けなければならない課題です。「不器用だから・・・」と諦めるのではなく、手指も筋肉ですから鍛えるのです!これが《夏休み第二弾》でお届けする8月16日の「唯掌論」講座。

という某ブログでのY女史の紹介文に私のアンテナが激しく反応し、参加を決めたのでした。
学生時代の実技の成績は、正直に言ってあんまりよくなくて、入学前はそんな手先が不器用だとは思っていなかったのですが、実技試験の準備をするうち「あたし、そんな器用じゃないかも・・・」と思い始め、以来ちょこっと自身に「指先不器用かも」疑惑を向けてきました。
まあ、「ただ単に練習不足」疑惑もあるのですが、不器用か練習不足かはこの際どっちでも良くて、「出来ない技術がある」というのが現実なわけで、「どうにか出来るようになりたい!」ということです。
手指を鍛えるテクニックは、観念論や単なるファンタジーに陥る要素皆無の実際的な内容で、「きっと、このとおりに地道に練習すれば、誰でも上達するに違いない!」と思わされる説得力のあるメソッドでした。
それに何といっても、この手指トレーニングをやることが非常に楽しかった!
私は太極拳のドのつく初心者でもありますが、先生に「胸を緩めて」など体幹部の動きを指導されても、上手く出来ないもどかしさがあったのですが(少しは進歩していると思いたい・・・)、本日のトレーニングは(もちろん、まだまだ指が動いていないけれど)動かす感覚が「こんな感じ?」と個々のトレーニングが目指す方向性のようなものが伝わるのです。
半年後、今日教えていただいた技術を臨床デビューさせられるよう、練習しよ!