はりきゅう日和 

東京 代々木の鍼灸院 SO:UN+DO ひらち鍼灸院の日々雑録

vol.17「平戸お灸院を見学」

昨日、治療院を夏休み最後の休診にして茨城県日立市で開業している平戸先生の治療院を見学させていただきに行ってきました!
平戸先生は、専門学校時代の1学年下で、写真同好会の仲間でした。
現在はお灸のみの治療で盛況にされており、当初自宅兼治療院でされていたのも手狭になり、より市街に近いところに治療院を別に借りられたと聞き、訪ねることとあいなりました。
平戸先生は深谷灸を改良し、竹筒の側部に穴をいくつか開け、そこからお灸の燃焼度合を確認しながら、さらに治療点には灸点紙を2枚重ねて貼ることで水疱と灸痕を防ぎ、両手を使って2穴同時に施灸するという、平戸流「熱くない、両手の灸(もろてのきゅう)」を独自に工夫してされています。
実際に治療もしていただいてきました。

平戸先生は、基本的に多穴、特効穴は使うが基本的には筋肉の緊張を緩めるという治療スタイル。予約は数ヶ月先までいっぱいで、有名な鍼の先生に2年もかかっているのに治らない患者さんを治したりと治療実績をあげられており、最近では講義の依頼もあるとのことです。

私とは治療理論も手技も違いますが、患者さんが治り、なおかつ通い続ける治療をされる先生のお話は大変勉強になりました。