はりきゅう日和 

東京 代々木の鍼灸院 SO:UN+DO ひらち鍼灸院の日々雑録

 vol.40 鍼灸祭

18日(日)に湯島聖堂にて開催された鍼灸祭に参加しました。
例年ですと、大成殿で祭礼が執り行われるのですが、常設展のため今年は講堂での祭礼となりました。
鍼灸の世界には多くの流派、団体があります。
それぞれに依拠する論理や師と仰ぐ先達が異なることもあって、一同に会するような機会は実はあまり多くありません。

この鍼灸祭は、その少ない機会のひとつです。
祭礼の後には講習会そして懇親会と続き、普段接することの少ない流派の先生方と和気藹々歓談したり、一方では舌鋒鋭く、丁々発止、バトルのゴングが鳴りそうになったりと盛り上がります(今年は所用のため祭礼のみの参加となってしまい残念でした)。

鍼と艾という道具と、先人の残してくれた偉大な業績に感謝する気持ちを、このような場で新たに出来るのは有難いことです。



各団体の代表が玉串を順番に捧げます。





湯島聖堂は、現在修復作業の真っ最中です。
こちらは漆を新しく塗りなおしたばかりで大変美しかったです。