はりきゅう日和 

東京 代々木の鍼灸院 SO:UN+DO ひらち鍼灸院の日々雑録

スキームを変更しました。

今までのデザインは自分で作成したのですが、画面を小さくするとレイアウトが崩れるのを修正する事が出来ないまま、ずーっと放置していたので、既成のものにチェンジしました。 ※ついでにリンク集に一日一献を追加しました。

vol.22「あれから8年…」

鍼灸師の免許を取得したのが平成10年の4月。その年の6月から2年弱に渡り治療させていただいていた患者さんが、本日来院されました。 この患者さん、私が鍼灸師になって初めて継続的に治療させていただいた記念すべき第1号の患者さんなのです。 開業したこと…

vol.25 漢方鍼医会本部会 臨床家養成講座 10月例会

午前 第1席は「開業の準備と実際」小林浩二先生 私も開業して早半年が過ぎました。 当院はベッド1台でひとりで細々とやっているので、いろんなことが必要最低限の仕様となっています(笑)。ですので他の先生が開業にあたりどんなご苦労をされたのか、お話を…

vol.24 日本伝統鍼灸学会 大分大会

日本伝統鍼灸学会大分大会に参加してきました! 別府温泉に惹かれて、学会参加はなかば口実のようなもの。一日多く休みをいただき翌日には湯布院まで足をのばし、のんびりしてきました。 今回の旅行は(旅行じゃないよ、学会参加だって!)、父の快気祝いの…

vol.21「看板に花を」

治療院の看板の上部のボックスに花を入れるような構造に作ってはみたものの、開院以来ゆっくり花を買いに行く時間もなくワイヤープランツを入れてお茶を濁していたのですが、やっと花を飾りました! この季節、やっぱりシクラメンでしょう。 最近は低温に強…

vol.23 東京漢方鍼医会 10月例会

午前:吉本ふみ子先生と私の二人による「不妊症について」 診療所研修をしていた頃、不妊症の患者さんを何名か担当させていただきました。 実際に患者さんと接する前の私の認識は「鍼灸はあくまで補助的な役割にとどまるもので、鍼灸治療を併用する事で現代…

vol.20「千葉市美術館へ『浮世絵に見る薬と病い』を見に行く」

某ブログ上で、Y女史お勧めの『浮世絵に見る薬と病い』を早起きして見に行ってきました。 それなりの教養がないと(なんでもそうなんだろうけれど)面白味が半減なんだろうなあと、この展示会の面白さを少ししか味わえなかった私は思いました。 しかし、先生…

vol.22 『診極図説』新刊記念解説講座

この秋、六然社から刊行される『診極図説』(瀬丘長圭著)の解説講座に参加しました。 2回シリーズの第1回目で、『診極図説』の解説は2回目に行われる予定で、今回は『診極図説』は何故必要か?というお話。 『秘鍼要語集』(岡本一抱著)の解説と腹部の…

vol.21 刺絡の勉強会

日本刺絡学会の講習会に出ている友人が声を掛けてくれ、昨日刺絡の勉強会に参加しました。 初めての飛び込み参加者にも、非常に溶け込みやすい和やかな雰囲気の勉強会で、和気あいあいとしているのに内輪で閉じられていない空気感が漂っていることに、少々驚…

vol.19「生煮えの鍋・・・」

9月24日の日記「東京漢方鍼医会 9月例会」の文中に誤りがありました。 日記内に誤っている文章はそのままに(自らさらし首の刑です)、訂正を付記してあります。 せっかく、先生方に教えていただいても頭の中が時々フリーズしてしまい、未消化になりがちな状…

vol.18「医道の日本10月号を読んで・・・」

今月の医道の日本は、特集が「頚椎症と鍼灸治療」でした。 いつもだと、現代医学的な治療をする先生と古典的治療をする先生の両方バランスをとって執筆依頼がされているのですけれど、今月は古典的治療をする先生の執筆はなし。私が古典的治療をやっていこう…

vol.20 漢方鍼医会本部会 9月例会

午前:外来講師講演が午後に組まれているため、いつもと違って今回は実技から。 まずは、腹部に衛気と営気の補法の練習。脈と腹部所見、肩上部の緩み、耳前の拍動がそれぞれの手法に適った変化が出ているかを確認しながら行いました。 続いて小里方式でモデ…

訂正

24日の日記中、下から6行目の曲泉は陰谷の間違いです。 訂正しました。

vol.19 東京漢方鍼医会 9月例会

下記の赤い文字の文章に誤りがありました。訂正したものを付記しておきます。ちょっとお恥ずかしいですが、戒めのために間違いは削除せずそのままにしてあります。本日は、午前の講義を欠席し、午後から出席しました。 朝起きたら頭痛がしたので、なんとなー…

vol.17「推手で大汗」

一昨日、先生の師匠である岩本先生をお迎えしての推手講習会に参加してきました。 いつもは、鄭子太極拳の型を練習しているのですが、この日は推手三昧。 ※推手についてはコチラをご参照ください。 まずですね、いつも行っている準備運動をパスしたせいか、…

vol.16「吐き気に裏内庭」

昨晩、このところの急な気温の低下のせいか「あれ、風邪を引いたかな?」という症状が出た。 頭痛(側頭部→後頭部→前額部へと移動)、吐き気(&胃部不快感、食欲不振)、やや寒気などなど。首や肩の凝りはない。喉や鼻も平気であった。 昨日は昼に軽く食べ…

vol.18漢方鍼医会9月 臨床家養成講座

午前 第1席 医療面接 新井康弘先生 「患者さんの罹っている疾病(しっぺい)は何か?」を紐解くのが、かつての「(西洋医学的)問診」の目的だった。「医療面接」は、患者さんに辛い思いをさせている(心理的な要素も含めた)病苦は何か?」を紐解くのが目…

vol.17「平戸お灸院を見学」

昨日、治療院を夏休み最後の休診にして茨城県日立市で開業している平戸先生の治療院を見学させていただきに行ってきました! 平戸先生は、専門学校時代の1学年下で、写真同好会の仲間でした。 現在はお灸のみの治療で盛況にされており、当初自宅兼治療院でさ…

vol.16「多賀大社フォーラム'06」

9月2、3日に、和方鍼灸友の会主催の多賀大社フォーラム'06に参加しました。 感想をアップするのが遅れましたのも、参加して得られたものが、例えば明日の臨床に活かせるお得な情報や、技術の進歩や、知識の広がり(それらももちろん含んではいますが)といっ…

vol.15「漢方鍼医会夏季学術研修会」

27、28日の2日間、日本青年館で行われた、漢方鍼医会夏季学術研修会に参加しました。 4年前のこの研修会に初めて参加して、接触鍼というものに初めてちゃんと触れ、しかもその時あった腰痛も楽になり、先生方も優しく初学者を迎え入れてくれ、という経緯があ…

vol.15「力を抜くこと」

昨日は太極拳の練習日。 このところ、せっかく練習に参加しても、重い体を引きずるようにして出かけ、準備運動と型をさらっとやってオシマイなんて情けない状況だった。 昨日は、少し身体を動かせたかな。 型の一つ一つを太極拳らしくしていきましょうか?と…

 態度が悪くてすみませんー内なる他者との出会い 内田 樹 著

今週の火曜日、渋谷ブックファーストで購入。久しぶりに買った仕事と関係のない純粋お楽しみ本。内田先生は、この著の中でも「縁(えん、えにし)」について書かれていますが、私にとっては、内田先生が不思議な縁のある存在です。 私は、医学書院の『ケアを…

vol.13&14「ツボエクササイズ、唯掌論」

8月3日に「長野仁先生考案 ツボエクササイズ〜唯掌論(ゆいしょうろん)を高める維踵論(ゆいしょうろん)(長野奇経理論)」を、本日は「唯掌論〜効かす手作り・身体作り〜」に出席しました。 どちらの講座も、鍼灸師として必要な身体づくり(手指づくり)…

vol.14「ゆるんだ方に動く」

先週の日曜日、久しぶりに公園で太極拳の練習をした。日差しが眩しいかなと心配したけれど、木々が頭上に生繁ってくれていてとっても快適でした! 7月は講習会で日曜日が3回埋まってしまい、3週間ぶりの練習である。自主練もサボっているので、このところち…

vol.12「東京漢方鍼医会、7月例会」

午前 「糖尿病‐疾患の基礎知識、漢方医学的病理と治験例」宇野先生 現代医学的な内容もふんだんに盛り込まれた素晴しいレジュメが用意されており、現代医学的な知識のブラッシュアップになりました。 「糖尿病」は多彩な症状が出現する疾患ですが、今回の発…

vol.13「響きを体感」

昨日、いつもより30分ほど早く閉院し、コンサートに行ってきました。バイオリンソナタ(バイオリンとピアノのデュオ)を3曲という構成で、1時間とショートプログラムでしたが、休憩なしのアンコール2曲!でしたので、聴き応えありでした。 会場が室内楽向き…

vol.11「灸法臨床研究会―深谷灸の基礎講義」

お灸のみの治療で開業されている学生時代の1学年下だったH先生とお会いすべく「灸法臨床研究会―深谷灸の基礎講義」に参加しました。H先生は非常に元気そうで、深谷灸の竹筒を改良してオリジナルのものを作成し効果を上げているとのこと。会場では少ししか…

vol.10「皆伝・入江流鍼術〜これを読まずして伝統鍼灸は語れない」

先週の土曜日、長野仁先生による「皆伝・入江流鍼術〜これを読まずして伝統鍼灸は語れない」と題された講習会に出席しました。 内容を思い切りかいつまんで言うと、杉山和一が師事した入江流の鍼の書とその時代背景についての講義でした。 私は白文で古典も…

vol.9漢方鍼医会7月例会

午前 第1席 衛気・営気の手法 森本繁太郎先生 あらかじめメーリングリストで質問を募り、それに答える形で進行。森本先生の言葉はいつも深い。簡潔だが深い。臨床に裏打ちされているから、きっぱりしている。自分が何をどう捉え何をしようとしているか?そ…

vol.8「日本腹診の源流〜これを読まずして腹診は語れない!」

一昨日の土曜日、ちょっとだけ早く治療院を閉めて(扉には『往診中』の札を下げ)、和方鍼灸友の会主催の講習会に行ってきました。 六然社から出ている「日本腹診の源流」の編者である長野仁先生直々の解説です。 この本、出たばっかりの時に書店でぱらぱら…