はりきゅう日和 

東京 代々木の鍼灸院 SO:UN+DO ひらち鍼灸院の日々雑録

2006-01-01から1年間の記事一覧

vol.16「吐き気に裏内庭」

昨晩、このところの急な気温の低下のせいか「あれ、風邪を引いたかな?」という症状が出た。 頭痛(側頭部→後頭部→前額部へと移動)、吐き気(&胃部不快感、食欲不振)、やや寒気などなど。首や肩の凝りはない。喉や鼻も平気であった。 昨日は昼に軽く食べ…

vol.18漢方鍼医会9月 臨床家養成講座

午前 第1席 医療面接 新井康弘先生 「患者さんの罹っている疾病(しっぺい)は何か?」を紐解くのが、かつての「(西洋医学的)問診」の目的だった。「医療面接」は、患者さんに辛い思いをさせている(心理的な要素も含めた)病苦は何か?」を紐解くのが目…

vol.17「平戸お灸院を見学」

昨日、治療院を夏休み最後の休診にして茨城県日立市で開業している平戸先生の治療院を見学させていただきに行ってきました! 平戸先生は、専門学校時代の1学年下で、写真同好会の仲間でした。 現在はお灸のみの治療で盛況にされており、当初自宅兼治療院でさ…

vol.16「多賀大社フォーラム'06」

9月2、3日に、和方鍼灸友の会主催の多賀大社フォーラム'06に参加しました。 感想をアップするのが遅れましたのも、参加して得られたものが、例えば明日の臨床に活かせるお得な情報や、技術の進歩や、知識の広がり(それらももちろん含んではいますが)といっ…

vol.15「漢方鍼医会夏季学術研修会」

27、28日の2日間、日本青年館で行われた、漢方鍼医会夏季学術研修会に参加しました。 4年前のこの研修会に初めて参加して、接触鍼というものに初めてちゃんと触れ、しかもその時あった腰痛も楽になり、先生方も優しく初学者を迎え入れてくれ、という経緯があ…

vol.15「力を抜くこと」

昨日は太極拳の練習日。 このところ、せっかく練習に参加しても、重い体を引きずるようにして出かけ、準備運動と型をさらっとやってオシマイなんて情けない状況だった。 昨日は、少し身体を動かせたかな。 型の一つ一つを太極拳らしくしていきましょうか?と…

 態度が悪くてすみませんー内なる他者との出会い 内田 樹 著

今週の火曜日、渋谷ブックファーストで購入。久しぶりに買った仕事と関係のない純粋お楽しみ本。内田先生は、この著の中でも「縁(えん、えにし)」について書かれていますが、私にとっては、内田先生が不思議な縁のある存在です。 私は、医学書院の『ケアを…

vol.13&14「ツボエクササイズ、唯掌論」

8月3日に「長野仁先生考案 ツボエクササイズ〜唯掌論(ゆいしょうろん)を高める維踵論(ゆいしょうろん)(長野奇経理論)」を、本日は「唯掌論〜効かす手作り・身体作り〜」に出席しました。 どちらの講座も、鍼灸師として必要な身体づくり(手指づくり)…

vol.14「ゆるんだ方に動く」

先週の日曜日、久しぶりに公園で太極拳の練習をした。日差しが眩しいかなと心配したけれど、木々が頭上に生繁ってくれていてとっても快適でした! 7月は講習会で日曜日が3回埋まってしまい、3週間ぶりの練習である。自主練もサボっているので、このところち…

vol.12「東京漢方鍼医会、7月例会」

午前 「糖尿病‐疾患の基礎知識、漢方医学的病理と治験例」宇野先生 現代医学的な内容もふんだんに盛り込まれた素晴しいレジュメが用意されており、現代医学的な知識のブラッシュアップになりました。 「糖尿病」は多彩な症状が出現する疾患ですが、今回の発…

vol.13「響きを体感」

昨日、いつもより30分ほど早く閉院し、コンサートに行ってきました。バイオリンソナタ(バイオリンとピアノのデュオ)を3曲という構成で、1時間とショートプログラムでしたが、休憩なしのアンコール2曲!でしたので、聴き応えありでした。 会場が室内楽向き…

vol.11「灸法臨床研究会―深谷灸の基礎講義」

お灸のみの治療で開業されている学生時代の1学年下だったH先生とお会いすべく「灸法臨床研究会―深谷灸の基礎講義」に参加しました。H先生は非常に元気そうで、深谷灸の竹筒を改良してオリジナルのものを作成し効果を上げているとのこと。会場では少ししか…

vol.10「皆伝・入江流鍼術〜これを読まずして伝統鍼灸は語れない」

先週の土曜日、長野仁先生による「皆伝・入江流鍼術〜これを読まずして伝統鍼灸は語れない」と題された講習会に出席しました。 内容を思い切りかいつまんで言うと、杉山和一が師事した入江流の鍼の書とその時代背景についての講義でした。 私は白文で古典も…

vol.9漢方鍼医会7月例会

午前 第1席 衛気・営気の手法 森本繁太郎先生 あらかじめメーリングリストで質問を募り、それに答える形で進行。森本先生の言葉はいつも深い。簡潔だが深い。臨床に裏打ちされているから、きっぱりしている。自分が何をどう捉え何をしようとしているか?そ…

vol.8「日本腹診の源流〜これを読まずして腹診は語れない!」

一昨日の土曜日、ちょっとだけ早く治療院を閉めて(扉には『往診中』の札を下げ)、和方鍼灸友の会主催の講習会に行ってきました。 六然社から出ている「日本腹診の源流」の編者である長野仁先生直々の解説です。 この本、出たばっかりの時に書店でぱらぱら…

vol.12「またまた、つくばへ」

一昨日、研修時代の恩師(写真左)が退職されるというので送別会に出席するため、(先々月訪れたばかりの)つくばを訪れました。 駅に着いて駅ビルの中を歩いていると、洋菓子店「コートダジュール」が駅ビルに入っているのを発見!隣には花水木(紅茶専門店…

vol.7「東京漢方鍼医会、6月例会」

午前:治験発表「下痢の治験例」松尾美紀先生。兄弟子にあたるT先生を治療された体験を発表された。 午後:難経講読。八難〜十二難。 ※実技は往診のため早退したので、参加せず。証の呼称の問題。当会での呼称の仕方を統一するようにと、加賀谷先生から。 …

 漢方小説 中島たい子著

昨年春、渋谷ブックファーストで購入。医学書のフロアに上がる途中、文芸書のフロアのエスカレーター降りてすぐのところに平積みされていて、「漢方」の2文字に釣られ途中下車。ぱらぱらページをめくって、主人公がどうなるのか知りたくなり購入。 あらすじ…

vol.6「石坂流宗家・口伝公開 押手と刺し手と挿管と〜正しい両手挿管〜」

昨日、代々木オリンピックセンターで行われた、長野仁先生の「石坂流宗家・口伝公開 押手と刺し手と挿管と〜正しい両手挿管〜」と題された講習会に参加しました。 以前の職場の同僚が、嬉しそうな文面で、「来週こんな講習会に参加します!」と報告メールを…

vol.5「漢方鍼医会 臨床家養成講座 6月例会」

午前 第1席「往診治療の準備と実際」神岡孝弘先生 神岡先生はまだ30歳(男性)。若いのである。でも往診治療専門で、もちろん漢方鍼治療のみでやっておられる。立派である。私も、往診治療をしているので参考になることが色々あった。 第2席「頭部疾患につい…

vol.4「東京漢方鍼医会、5月例会」

午前:治験発表「急性腰痛の治験例」清水朝次先生。清水先生ご自身のギックリ腰をご自分で鍼をされた体験を発表された。 午後:難経講読。四難〜七難。実技 モデル患者:清水先生「腹部痛」、長谷川先生「腰痛」実技では、高橋祐二先生のご指導を受けながら…

vol.11「祖母が逝く前に」

昨日の午後2時23分、母方の祖母が亡くなった。享年91歳であった。 入院時の傷病名は「高アンモニア血症、肝臓・腎臓障害」。 今月初めに意識が混濁し、その後持ち直したものの、1週間前に再び昏睡状態に陥り入院。 祖母は、胃がん(4分の1を残し切除。術後は…

 世界を肯定する哲学 保坂和志 著

奥付を見たら初版だったので、2001年に購入したもの。この本は落ち込むと繰り返し読んでいたのでいつ購入したか忘れてしまってました。気持ちが「自己否定」に傾きかけると「危ないぞ!」と軌道修正しようと、この本を手にしていました。この本が読者に届け…

LINKを追加

右サイドバーにLINKを追加しました。SO:UN+DO ひらち鍼灸院 はりきゅう日和の管理人の治療院のHPです。双雲堂の本棚 こちらに、はりきゅう日和の本棚を独立させました。蔡温‐SION-さいおん 研修生時代の恩師のブログ。技術を高めることだけに偏らずに、どん…

vol.10「看板が出来ました!」

念願の看板が出来ました!院内から通りすがりの人が看板のチラシ入れからチラシを持っていくのが見えると、思わず頬が緩みます。

vol.3「漢方鍼医会 臨床家養成講座 5月例会」

先月は入会式と池田政一先生の講演だったので、臨床家養成講座としての研修は今日からでした。午前は高橋祐二先生による「経絡治療の歴史、漢方鍼治療への歩み!」と森本繁太郎先生による「漢方腹診の実際」。午後は入門部、養成講座、研修部の垣根を取っ払…

末梢神経麻痺の評価―電気診断学とリハビリテーション 栢森 良二 著 

池袋ジュンク堂書店で購入。高いです。9000円以上しました。医学書って高いけど、この本はボリュームの割には高いです。でも買ったおいてよかった〜という局面を数回経験しました。もう元は取った感じです。(解剖学の本と合わせて、読むといっそう)障害さ…

vol.9「初めての体験」

昨日、推手倶楽部の練習に出席した。やっと最後まで教えていただいた型の復習をする。先生に見て頂くと、いままであやふやに理解していたものの輪郭が少しずつだけれどクリアになっていくのだ。まだまだ下手くそなんだけれど、「あれ?前よりちょっとは形に…